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レビュー件数: 3 平均評価: 2.67
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<p> 司馬遼太郎が『坂の上の雲』で描いたのは、20世紀初めの日露戦争までの数十年間だった。
富国強兵と殖産興業によって、列強の一角に上り詰める時期の日本を生き生きと描いた。
<br /> 100年後の日本は、司馬の描いた時代と正反対に、人口も、経済も、世界的な地位も、縮小、低下していく。
まるで明治や昭和の高度成長期に駆け上がった坂道を、今度は数十年かけてゆっくりと下っていくかのようだ。
<br /> 本書では2050年を中心に、30年から60年にかけての時間軸で、将来われわれの生活がどのように変わるのかを展望する。
そのうえで、危機をチャンスに変えるきっかけを考えてみたい。
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