経済学の名著30 （ちくま新書） [ 松原隆一郎 ]

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ちくま新書松原隆一郎筑摩書房ケイザイガクノメイチョサンジュウマツバラ,リュウイチロウ発行年月：2009年05月ページ数：297p サイズ：新書 ISBN：9784480064912 松原隆一郎（マツバラリュウイチロウ） 1956年神戸市生まれ。
東京大学工学部卒業。
同大学大学院経済学研究科博士課程修了。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。
専攻は社会経済学・相関社会科学。
社会科学と俗世に関する該博な知識を駆使して論壇でも活躍、アカデミズムとの相互乗り入れを図る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　（ロック『統治論』ー私的所有権がもたらす自由とその限界／ヒューム『経済論集』ー奢侈と技術が文明社会を築く／スミス『道徳感情論』ー共和主義と商業主義をつなぐ「同感」　ほか）／2　（マルクス『資本論』ー貨幣と労働の神話を解く／ワルラス『純粋経済学要論』ー一般均衡理論が実現する社会主義／ヴェブレン『有閑階級の理論』ー大企業と見せびらかしが生み出す野蛮な文明　ほか）／3　（バーリ＝ミーンズ『近代株式会社と私有財産』ー株式会社は誰のものか／ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』ー貨幣経済を動かす確信と不安／ポラニー『大転換』ー経済自由化は「悪魔の挽き臼」だ！　ほか）市場経済はいかにして驚異的な経済成長を可能にするのか。
そうして社会が豊かになっても貧富の格差が拡大するのはなぜだろうか。
また、資本主義が不可避的にバブルや不況を繰り返す原因はどこにあるのかー。
スミス、マルクスから、ケインズ、ハイエクを経てセンまで、本書は厳選された30冊の核心を明快に解きほぐすブックガイドである。
それぞれの時代の経済問題に真っ直ぐ対峙することで生まれた古典は、私たちが直面する現下の危機を考えるうえで豊穣な知見に満ちていよう。
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