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幻冬舎文庫 五十嵐大 幻冬舎ボクガイキテルフタツノセカイ イガラシ ダイ 発行年月:2024年07月11日 ページ数:240p サイズ:文庫 ISBN:9784344433779 五十嵐大(イガラシダイ) 1983年、宮城県生まれ。
2020年『しくじり家族』でエッセイストとして、22年『エフィラは泳ぎ出せない』で小説家としてデビュー。
『聴こえない母に訊きにいく』が第一回生きる本大賞にノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 海辺の小さな町に生まれて(平凡な町に暮らす、“ふつうではない”親子/聴こえない母は、おかしいのかもしれない/母の喋り方を笑われてしまった日/授業参観や運動会に、来ないでほしい/“手話”は変な言語なのだろうか/障害者の子どもへの無理解と差別)/第2章 自分の親が恥ずかしい(息子の“声”を聴きたくて/いじめられていることを相談できない/両親の障害を公表した同級生/思い出が残っていないアルバム/息子の将来について、話し合えない母/障がい者の子どもになんてなりたくなかった)/第3章 そして、上京(いつだって笑っていてほしいから/大学に行くことを諦めざるを得なかった/差別してきた社会を見返すために/手話を使って話してくれて、ありがとう/母を見捨て、東京へ行くことを決意したぼく/携帯電話に残された“無言の留守電”)/第4章 コーダに出会う(お店で出会った聴こえないお客さん/聴こえない親に育てられた“コーダ”/ろう者難聴者がうたったバースデーソング/東日本大震災が母を襲った/父が死んでしまうかもしれない/子どもを作ることを反対されていた両親)/第5章 母との関係をやり直す(祖母の死と、母が抱く哀しみ/聴こえなくても“できること”とは/コーダの野球選手に教わった、親子の愛情/優生保護法の被害者になった障害者たち/コーダとして生まれたことを誇りに思う/「守る」のではなく「ともに生きていく」) ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。
小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。
聴こえる世界と聴こえない世界。
どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。
逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せとは。
親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
本 小説・エ...楽天市場のショップで商品詳細の続きを見る