科学者と魔法使いの弟子 科学と非科学の境界 [ 中尾麻伊香 ]

科学と非科学の境界 中尾麻伊香 青土社カガクシャトマホウツカイノデシ ナカオマイカ 発行年月：2019年01月25日 予約締切日：2018年12月19日 ページ数：208p サイズ：単行本 ISBN：9784791771349 中尾麻伊香（ナカオマイカ） 1982年ドイツキール生まれ。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。
専門は科学史・科学文化論。
立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、マックス・プランク科学史研究所ポストドクトラルフェロー、コロンビア大学客員研究員を経て、長崎大学原爆後障害医療研究所助教。
戦時中の核研究の遺品を追ったドキュメンタリー映画「よみがえる京大サイクロトロン」を制作するなど、多彩な研究活動を展開している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　ファウストの末裔ー科学は脱魔術なのか？（原子力をめぐる錬金術物語ー想像される科学技術と召喚される魔法の言葉／「科学者の自由な楽園」が国民に開かれる時ーSTAP／千里眼／錬金術をめぐる科学と魔術のシンフォニー／疎外されゆく物理学者たちー加速器から原子力まで）／第2部　メフィストの誘惑ーいつまで「人間」でいられるのか？（ノイマン博士の異常な愛情ーまたはマッド・サイエンティストの夢と現実／恐竜と怪獣と人類のあいだー恐竜表象の歴史をたどって／ゴジラが想像／創造する共同体ー「属国」としての「科学技術立国」） 原子力という“解けない魔法”をめぐるもうひとつの科学史。
魔法をかけることはできるが、解くことはできない「魔法使いの弟子」。
ドイツの詩人ゲーテによるこの物語は、進歩いちじるしい科学技術、とりわけ原子力にたとえられてきた…。
科学技術とアイデンティティの関係をユニークな切り口で真摯に描き出す。
本 科学・技術 自然科学全般．．．楽天市場のショップで商品詳細の続きを見る